セ・パ交流戦のルールの全て!延長やDH制から予告先発まで分かりやすく整理【プロ野球】
2019/05/04
プロ野球ではもう定番になった交流戦ですが、毎年何かと話題を呼びます。普段見られない対戦は野球ファンからすると楽しみなイベントの一つですよね。
そこで、今回はセ・パ交流戦のルールについて、延長・DH制、予告先発から順位決定方法、賞金・MVPまでルールの全てを分かりやすくまとめました!
交流戦が始まる前にしっかり予習しておけば、楽しみ方も変わってくるかもしれませんよ。
目次
交流戦について日程を含めて改めておさらい
交流戦はセリーグとパリーグのチーム同士が総当たりで対戦します。2005年から開始しました。今まではオープン戦や日本シリーズでしか対戦しなかったのですから、選手やファンの方も新鮮な気持ちはまだあると思います。
限られた期間と限られた試合ですので、交流戦を楽しみにしている野球ファンの方も多いことでしょう。
2019年は6月4日(火)から6月23日(日)の期間で開催されます。1年に1度のイベントですから、是非チケットをとって球場に足を運びたいですね。
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次で交流戦に関するルールを細かく見ていきましょう。
DH制(指名打者制)や延長に関するルールについて
基本的なルールはシーズンと同様になります。ただ通常のペナントレースでのセリーグとパリーグの違いで言うとDH制のありなしがあります。パリーグのみがDH制を採用していますね。
そして交流戦では基本的にパリーグ本拠地の試合のみDH制を採用する形になっています。しかし2014年だけはセリーグ本拠地のみDH制を採用して新鮮さを取り入れました。
ちなみに、このDH制によってセ・リーグは苦戦を強いられているという話もあるようです。
セ・リーグは「DHありきのチーム編成」をしていないため、難しさもあるという。(中略)パ・リーグのチームはレギュラーで出る選手9人プラス代打要員1人がいる。だけど、セ・リーグは普段、ピッチャーを抜いた8人プラス代打要員1人で試合をしているから、その選手を先発で使ってしまうと代打要員がいなくなる。
引用元:http://news.livedoor.com/article/detail/10240465/
要は、セ・リーグでは普段のペナントレースではDH制を採用していないため、代打の起用方法などがDH制を前提としたチーム編成になっておらず、交流戦対策が十分に出来ていないということです。
確かにこれまで過去12回行われた交流戦のうち、なんと10回もパ・リーグチームが交流戦の優勝を収めています。圧倒的にパ・リーグが交流戦を制している結果となっているんですね。
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もちろん、DH制だけの問題ではないと思いますが、セ・リーグとしても十分に交流戦対策をして今大会も臨んでくるでしょう。その辺りの戦いぶりも注目していきたいですね。
そして、延長戦についてはシーズン同様で12回までとして決着しない場合は引き分けとして再試合は行いません。
交流戦における予告先発制度のルールは?
予告先発については2012年の交流戦から採用しています。
今ではシーズンでも予告先発が当たり前になってきているのですが、どの投手が事前に投げるのかわかっているのでそれぞれのチームが対策などをたてやすくて良いのではないかと思います。
また応援するファンの方もお目当ての選手が先発することが分かれば前日からでも明日は球場に応援しに行こうと、思う方も少なからずいるのではないかと思われます。
対戦チーム同士が平等の同条件で行われるので引き続きこの制度は続けてもらいたいですね。
交流戦の試合数やホーム・ビジターに関するルールは?
セパ交流戦の試合数は全部で108試合と決まっています。
各チームがリーグの異なる全6球団と3試合ずつ対戦することになっており、1チーム18試合となります。
各チームにおいて、試合球場はホームとビジターをそれぞれ9試合行うことになっていますが、対戦チームとの間でホームとビジターは1年おきに入れ替わることになっています。
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交流戦の順位決定に関するルール
交流戦全試合日程終了時点での勝率第1位チームが交流戦優勝球団となります。
もし複数のチームが同じ勝率で並んだ場合には、次の優先順位で最終決定します。
①勝ち数
②直接対決における成績(3チーム以上の場合は略)
③TQB [(得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング)]
④ER-TQB [相手自責点による得点/攻撃イニング)-(自責点/守備イニング)]
⑤チーム打率
⑥前年度セパ交流戦の上位チーム
勝ち越しリーグの決め方のルールについて
交流戦ではチームだけでなく、セリーグとパリーグの勝敗数も競い、勝ち越したリーグを決めます。
基本的には、そのままですが、交流戦期間中の全試合日程が終了した際に勝ち越しを決めたリーグを「勝ち越しリーグ」とします。
その際に、仮にセパ両リーグの勝敗が全く同じだった場合には、以下の優先順位で最終決定します。
①総得点数が多いリーグ
②勝ち越しチームが多いリーグ
③最高勝率チームが所属しているリーグ
(2019.4追記)
2018年までは上記の方法でリーグ対決が行われていたのですが、2019年ではリーグ対決は廃止となっています。毎年ルールが微妙に異なったりするので、チェックが必要ですね。
今年の交流戦における球団への表彰は、昨年までのリーグ対決方式から変更となり、12球団の中で最も良い成績を残した「交流戦優勝球団」に対してのみ行われることが決定。また「日本生命セ・パ交流戦MVP」は、12球団の中から期間中に最も活躍した選手1名を選出することになった
交流戦の賞金やMVPに関するルールについて
交流戦優勝球団(勝率1位球団)には、賞金として3000万円が贈られます。
2018年までは勝ち越したリーグの順位に応じて傾斜配分されていたのですが、2019年より総取りの形に変更となっています。
MVPについてですが、12球団の中から期間中に最も活躍した選手1名を選出することとなっており、日本生命より賞金200万円が贈られます。
また、MVPとは別に、セパ両リーグの中から選手1名ずつを「日本生命賞」として、同じく日本生命より賞金100万円が贈られます。
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交流戦におけるその他のルール
ドラフト会議における2巡目以降指名の優先権を決めるルール
10月に開かれるドラフト会議において、交流戦において勝利数の多かった勝ち越しリーグには、ドラフト2巡目以降の指名を先に行う権利が与えられます。
パリーグが勝ち越しリーグとなれば、ドラフト2巡目以降はパリーグの最下位球団から優先して選手を指名していく形になるのです。
ここ最近はパリーグが勝ち越しリーグとなる傾向が非常に強いので、ドラフトにおいても良い選手がパリーグに渡っていき一層その傾向が強まっていると言えるかもしれませんね。
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サスペンデッドゲームは採用されない
非常に細かいですが、ペナントレースと同様に「サスペンデッドゲーム」は採用されません。
サスペンデットゲームの意味は以下になります。
野球で、日没などのやむをえない障害により、後日その続きを行うことを条件として一時停止された試合。続行試合は、もとの停止された箇所から同じ状況のもとに再開する。ゴルフにもいう。一時停止試合。
引用元:コトバンク
簡単にいうと、一時停止試合ということですね。こういった試合は交流戦においても適用されません。
交流戦を見るうえでの豆知識
先ほども少し触れましたが、セリーグとパリーグをみると圧倒的にパリーグの方が強いという傾向が出ています。
昔は「人気のセリーグ、実力のパリーグ」なんて言われていましたが、今はパリーグの人気も相当ですから、セリーグにはもう少し実力面でも頑張ってもらいたいですね。
セリーグが弱い理由については、以下でも記載していますので、興味のある方は見てみて下さいね。
セリーグはなぜ弱い?交流戦から浮かび上がった3つの理由とは?
以上、交流戦のルールについて細かく見てきましたがいかがだったでしょうか。交流戦特有のルールも沢山あり、ルールを知るだけでも面白いですよね。
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まとめ
・交流戦はパリーグ主催、本拠地開催のみDH制を採用。2014年のみDH制をセリーグ本拠地でも実施。NPBも交流戦を盛り上げる策を様々な角度から検討!?
・延長はシーズン同様に12回。引き分けありの再試合はなし。
・予告先発は2012年から使用している。
・試合数は全部で108試合。1チーム18試合(リーグの異なる6球団×3試合)で、各チームにおいてホームとビジターでそれぞれ9試合行う。
・交流戦優勝チームの賞金は3000万。MVPには賞金200万円。
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